創世記:17章1~8
ヘブライ人への手紙:9章15~22
ハイデルベルク信仰問答講解説教72~74
小金井西ノ台教会 聖霊降臨後第13主日礼拝
信仰告白『ハイデルベルク信仰問答』72~74
洗礼について(2)
問72 (司式者)
「では、外側から水による洗い清めは、罪の洗い清めそのものなのか。」
答え (会衆)
「いいえ。ただイエス・キリストの血と聖霊だけが、あらゆる罪から、私たちを洗い清めます。」
問73 (司式者)
「ではなぜ、聖霊は、洗礼を、『新たに造り変える洗い』また『罪からの洗い清め』と呼ぶのか。」
答え (会衆)
「神がそうお語りになるには、大きな理由があるからです。
すなわち、水を通して、肉体の汚れが取り除かれるように、
キリストの血と霊とをもって、私たちの罪も取り除かれます。
しかし、神は、ただそう教えるだけではなく、だからこそかえって、
この神聖な保証と証印のしるしを通して、保証なさるのです。
すなわち、物質的な水によって、私たちが洗い清められるように、
実際に、霊魂にある罪からも、私たちは洗い清められるのです。」
問74 (司式者)
「洗礼は、幼子(おさなご)にも、授けるべきか。」
答え (会衆)
「はい(授けるべきです)。
幼子(おさなご)も、成人と同じように、神の契約共同体と神の民のうちに数え入れられています。
幼子(おさなご)に対しても、成人に劣ることなく、
キリストの血における罪からの贖いと、また信仰を引き起こす聖霊は、約束されています。
それゆえ、幼子もまた、契約のしるしである洗礼を通して、
キリストの教会のうちにその肢体(えだ)として新たに生まれ、信仰なき者とは区別されます。
旧約聖書で割礼が施されるように、新約聖書では、割礼に代わり、洗礼が行われます。」