説教:2020年8月16日 動画 「神の民、神の契約共同体に入会する」磯部理一郎 牧師

 

創世記:17章1~8

ヘブライ人への手紙:9章15~22

ハイデルベルク信仰問答講解説教72~74

 

小金井西ノ台教会 聖霊降臨後第13主日礼拝

信仰告白『ハイデルベルク信仰問答』72~74

洗礼について(2)

 

問72 (司式者)

「では、外側から水による洗い清めは、罪の洗い清めそのものなのか。」

答え (会衆)

「いいえ。ただイエス・キリストの血と聖霊だけが、あらゆる罪から、私たちを洗い清めます。」

 

 

問73 (司式者)

「ではなぜ、聖霊は、洗礼を、『新たに造り変える洗い』また『罪からの洗い清め』と呼ぶのか。」

答え (会衆)

「神がそうお語りになるには、大きな理由があるからです。

すなわち、水を通して、肉体の汚れが取り除かれるように、

キリストの血と霊とをもって、私たちの罪も取り除かれます。

しかし、神は、ただそう教えるだけではなく、だからこそかえって、

この神聖な保証と証印のしるしを通して保証なさるのです。

すなわち、物質的な水によって、私たちが洗い清められるように、

実際に霊魂にある罪からも、私たちは洗い清められるのです。」

 

 

問74 (司式者)

「洗礼は、幼子(おさなご)にも、授けるべきか。」

答え (会衆)

「はい(授けるべきです)。

幼子(おさなご)も、成人と同じように神の契約共同体と神の民のうちに数え入れられています。

幼子(おさなご)に対しても、成人に劣ることなく、

キリストの血における罪からの贖いと、また信仰を引き起こす聖霊は、約束されています。

それゆえ、幼子もまた、契約のしるしである洗礼を通して

キリストの教会のうちにその肢体(えだ)として新たに生まれ信仰なき者とは区別されます。

旧約聖書で割礼が施されるように、新約聖書では、割礼に代わり、洗礼が行われます。」